視覚に障害がありながら職業自立し、視覚障害の文化の向上と福祉の増進に寄与しようとする意欲と情熱、信念をもつ若者を激励するため、当センターが昨年創設した「チャレンジ賞(男性)」「サフラン賞(女性)」の第2回受賞者である広瀬浩二郎さん(36歳)と三宮麻由子さん(37歳)のお2人を講師にお迎えします。なお、この講演会は第13回「専門点訳者実践養成講座」後期課程の開講式も兼ねて実施いたします。
チャレンジ賞受賞の広瀬浩二郎さんは大阪にある国立民族学博物館に研究員として勤務されており、民族学・日本宗教史を障害者の立場から研究されています。今年6月には岩波書店より刊行された『触る門には福来たる』も著しておられます。また、視覚障害者サッカーでは日本代表の初代キャプテンを務めるなど、スポーツも大好きとのこと。多方面に渡る活動をされています。一方、サフラン賞受賞の三宮麻由子さんは外資系通信社の編集部に勤める傍ら、エッセイストとしてもご活躍されています。著作も多数あり、さまざまな賞を受賞しています。中でも第2回NHK学園「自分史文学賞」大賞を受賞された『鳥が教えてくれた空』は、現在、集英社文庫からも刊行されています。執筆活動のほか講演活動も積極的に行っていらっしゃいます。
偶然にも高校の同級生だったというお2人。講演会ではその頃のお話も含め、これまでのことから仕事のこと、将来の夢など、お2人それぞれの生き方についてお話ししていただきます。
養成講座受講生の方はもちろん、ボランティア活動をされている方をはじめぜひとも多くの方々にお2人の講演を聞いていただきたい――そう強く願っております。当日は視覚障害関連の書籍等の展示即売も行います。たくさんの方のお越しを心よりお待ちしております。
日 時:平成17年1月8日(土) 午後13時〜16時30分
会 場:あんさんぶる荻窪(JR荻窪駅西口徒歩5分) 第1〜3教室(4F)
参加費:無料(どなたでもご参加いただけます。事前申込みは不要)
広瀬浩二郎氏(国立民俗学博物館研究員)
三宮麻由子氏(外資系通信社勤務/エッセイスト)
講師プロフィール
広瀬 浩二郎 氏
1967年11月生・36歳。2000年5月に京都大学から博士号を授与され、翌年4月、国立民俗学博物館研究員として就職。日本宗教史、文化人類学を障害者の立場から研究する注目の若手研究者。独自の研究手法を打ちたて、見事な成果を上げている。明るいキャラクターとチャレンジ精神で、ブラインド・サッカーのナショナルチーム初代キャプテンも務め、触る・食べる・色・職業の「しょく」に注目した視覚障害者文化を育てる会(4しょく会)を立ち上げ、副代表として活躍。著書に『触る門には福来たる』(岩波書店)。
三宮 麻由子 氏
1966年11月生・37歳。上智大学文学部フランス文学科卒業後、同大学文学研究フランス文学科博士前期課程修了。外資系通信社編集部で翻訳の仕事を続けるかたわら、エッセイストとしても執筆活動中。自然との対話をテーマに豊かな感性でつづられた著作は第2回NHK学園自分史文学賞大賞、第49回日本エッセイストクラブ賞などを受賞。著書には『鳥が教えてくれた空』『そっと耳を澄ませば』(NHK出版)、『目を閉じて心開いて』(岩波ジュニア新書)他多数。テレビ・ラジオや講演活動など多方面でも活躍。
13:00 受付開始
13:30〜13:45 開会 主催者挨拶:理事長 高橋 実
13:45〜14:45 広瀬 浩二郎氏 講演
テーマ「新触業開拓へのチャレンジ−座頭市流フィールドワーカーが観た世界−」
14:45〜15:00 質疑応答・休憩
15:00〜16:00 三宮 麻由子氏 講演
テーマ「心に元気、踏み出す勇気」
16:00〜16:15 質疑応答・休憩
16:15〜16:30 専門点訳者実践養成講座の説明
16:30 閉会
お問い合わせはセンター(担当・三上)まで